こんにちは!
まもログ管理人の「まもる」です!
近年、高齢の方が一人暮らしをしている家庭は年々増えています。
内閣府のデータによると、65歳以上の単身世帯はここ10年で約1.5倍に増加しています。
高齢の親御さんを見守りたい方からすると「元気にしているだろうか」と不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
一方で、親世代の方には・・・
- 子どもに心配をかけたくない
- 自分のことは自分で
と考える人も少なくありません。
そのため、見守る側が積極的に仕組みを作らないと、親御さんの体調変化や事故を見逃してしまう、というリスクもあります。
今回は、親御さんのための見守りサービスについてご紹介していこうと思います!
1. 高齢の親を「自然に」見守る仕組み
離れて暮らす家族の場合、見守りの基本は電話になるかと思います。
しかし・・・
- 毎日電話するのは気を遣う…
- でも何かあってからでは遅い…
といったジレンマもあります。
体調の変化は徐々に現れるため、本人が自覚する前にサインを見逃すケースも考えられます。
そこで注目されているのが、IT技術を活用して日常の中で「自然に」見守る仕組み。
これが、いま多くの家庭で導入が進んでいる「高齢者向け見守りサービス」です。
2. 高齢者向け見守りサービスにはどんな種類がある?
高齢者向けの見守りサービスは、使い方や仕組みによっていくつかタイプがありますので、目的に応じて適切なサービスを選ぶ必要があります。
ちなみに、今回ご紹介するサービスの他にカメラを使って見守る方法もありますが、プライバシーへの配慮等の関係からあまり主流ではありません。
今回はカメラ型を除いた3つのタイプをご紹介します。
①センサー型:生活リズムを「そっと見守る」タイプ
冷蔵庫やドアの開閉、電気のオンオフなど、家電や動きを検知して「いつもどおりか」を判断します。
異常があると家族のスマホに通知が届くため、本人が機器を操作したりする必要はありません。
プライバシーに配慮しながらごく自然に見守ることができますので、かなりオススメのサービスになります。
- 機械操作が不要で、本人の負担が少ない
- カメラで撮影するわけではないのでプライバシーにも配慮
- 外出先の見守りはできない
②GPS型:外出時の安全を守るタイプ
小型のGPS端末やスマートウォッチを携帯してもらい、現在地や移動履歴をスマホで確認するサービスです。
外出が多い親御さんや、徘徊対策が必要な場合にも有効です。
- 外出先でも見守りが可能
- リアルタイムで居場所がわかる安心感
- 端末の定期的な充電が必要
- 端末を持ち歩く習慣が必要
③駆けつけ型:緊急時に「人」が助けてくれるタイプ
見守りセンサーやボタン等から異常が検知されると、コールセンターに通知が入り、対応スタッフが自宅へ駆けつける仕組みです。
屋内での転倒や体調の急変など、緊急の対応が必要なケースに強いのが特徴です。
- 緊急時の対応力が高い
- 人が対応してくれる安心感
- 月額費用が高め
3. サービス選びで失敗しないための3つのポイント
次は、どの種類のサービスでも共通の「失敗しないためのポイント」をご紹介します。
サービスを選ぶ際にぜひチェックしてみてください。
①「使いやすさ」は最優先
見守りサービスは親御さんが安心して使えることが第一です。
見守られる側では「何も操作しなくていい」のが理想ですが、GPS型などは持ち歩きや充電等の操作が必要になる場合もあります。
実際の利用者レビューを確認し、「使いこなせているか」をチェックするのも大事です。
②家族が「受け取りやすい」通知設計
高齢者の見守りサービスは異常を検知して通知してくれるものがほとんどです。
便利な機能なのですが、通知があまりに頻繁すぎると見守る側の負担になってしまいます。
アプリやメールで「異常時のみ通知」、「活動レポートを1日1回で送信」など、見守る側の負担が少ない設定ができるサービスが理想です。
③コストとサポート体制のバランス
せっかく見守りサービスを導入しても、機能やサポートが不十分だとトラブル時に困ります。
長期的に利用することを考え、月額料金と機能・サポート体制の両方を確認しましょう。
また、地方自治体によっては見守りサービス導入に助成金が出ることもあります。
お住まいの地域の福祉課や市役所サイトも一度チェックしてみましょう。
4. 見守りを始める際のコツ
いくら親御さんが心配でも、いきなり「これ契約して!」と言ってしまうと、抵抗を感じる親御さんもおられます。
心理的ハードルを下げながら、自然に導入していくのがポイントです。
- まずは「お試しプラン」や「レンタル型」からスタート
- 親子で一緒に設定したり使い方を確認
- 「心配だから」ではなく「安心してほしいから」と伝える
また、抵抗感を下げるためには導入のタイミングも重要です。
例えば病気や怪我のあった後や、軽い物忘れが見られ始めた頃など、「きっかけ」があると受け入れてもらいやすくなります。
5. まとめ|安心は「つながり」から生まれる
高齢者向けの見守りサービスは、監視のためのツールではありません。
離れて暮らす家族の「つながり」を補うためのツールです。
「何かあってからでは困る」ではなく、「お互いが安心して暮らせるように」という前向きな気持ちで導入することが大切です。
安心は、思いやりの延長線上にあるものだと思っています。
まずは小さな思いやりとして、親御さんに合った見守りサービスを検討してみてください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!
別の記事も読んでいただけると嬉しいです。


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